【今さら聞けない】焦点距離ってなに??

基礎知識

カメラを勉強していくと、レンズに関する専門用語として「焦点距離」という言葉に出会うと思います。

焦点距離は撮影するときレンズを選ぶときに絶対に必要になります!
漢字が並ぶと難しく感じてしまいますが、大切な用語なのでぜひ覚えておきましょう📷

ということで、今回は焦点距離の基礎知識やほかの要素との関係まで詳しく解説します!

焦点距離の基礎知識

まずは、焦点距離の基礎について説明します!

焦点距離と画角

焦点距離によってまず変わるのが、画角です!
なので、焦点距離と一緒に画角についても説明させていただきます!

焦点距離とは、被写体にピントを合わせた際のレンズの中心からイメージセンサー(撮像素子)までの距離のことを言います。

ちなみにカメラには、

ボディ上面に距離の基準となる「Φ」のマークが書かれていることが多いです!
この「Φ」のマークの位置にイメージセンサーがあり、
ここから被写体までの距離が焦点距離になります。
覚えなくても大丈夫ですが、知っているとハナタカさんになれます😆

そして画角とは、写る範囲を示したもののことです。

焦点距離と画角は大きく関係しており、
焦点距離が短くなるほど、画角は広くなり
焦点距離が長くなるほど、画角は狭くなります!

またレンズの画角は、焦点距離によって
大きく分けて広角・標準・望遠の3つに分類されます。

焦点距離が35mm以下のレンズを広角レンズ
50mm前後のレンズを標準レンズ
85mm以上のレンズを望遠レンズと分類することが一般的です

それ以外にも、
焦点距離が24mm以下のレンズを超広角レンズ
標準と望遠の中間のレンズを中望遠レンズと呼ぶこともあります。

焦点距離とセンサーサイズ

焦点距離と同じくらいセンサーサイズも大切な用語です!

センサーサイズとは、簡単に言えば「レンズから入ってくる光を捉える面の大きさ」のことです。

主なセンサーサイズ

現在カメラに使われているセンサーサイズは、主に次ぎの3種類です!

フルサイズ(約36mm×24mm):イメージセンサーの基準
APS-C(約23.6×15.8mm):デジタルカメラで最も使われているサイズ
4/3型(約17.3×13mm):マイクロフォーサーズマウントのカメラ(主にミラーレスカメラ)に多いサイズ

センサーサイズが大きいと、次のようなメリットがあります!

高画質で撮影できる

センサーサイズが大きいと高画質で撮影しやすくなります!

カメラになじみがあまりない方でも「高画素数」という言葉は聞いたことあるのではないでしょうか?

イメージセンサーには光の情報を取り込む画素が敷きつめられているのですが、センサーサイズが大きいとこの画素を多く配置することができます!
そのため、きれいな画質で撮影することができます

効率良く光を取り込める

センサーサイズが大きい方が光を受けとめることができる面が大きくなるので、たくさん光を取り込むことができます。
そのため、暗い場所でも小さいイメージセンサーより明るく撮影することができます!

焦点距離とセンサーサイズの関係

センサーサイズが変わると、レンズの焦点距離自体は変わりません。
しかし写真の画角は変わってしまうので、実質に焦点距離が変化することになってしまします。

だから「35mm換算」のような用語も目にするんですね😅

焦点距離の基準は、イメージセンサーの基準と同じく「フルサイズ」に対応したレンズの値です。焦点距離が同じでも、それよりセンサーサイズが小さくなると、画角は望遠に(=狭くなる)大きくなると画角は広角に(=広くなる)なります。

35mm判換算の焦点距離

35mm判とは、Leica(ライカ)が採用していたフィルム規格で、現在ではイメージセンサーのフルサイズが同じサイズにあたります。

なぜフルサイズがイメージセンサーの基準なのかというと、Leica(ライカ)が一眼レフカメラを開発したからです!

センサーサイズが異なっていたら、同じ焦点距離でも画角が変わってしまう…
では小さいセンサーサイズのカメラでは、どうすればフルサイズと同じ画角になるのでしょうか?

実はフルサイズ以外のセンサーサイズのカメラでも、フルサイズのカメラでの焦点距離を計算で求めることができます!

計算方法は、
レンズの焦点距離×センサーサイズごとの倍率=35mm判換算

センサーサイズごとの倍率は以下の表を参考にしてください!

センサーサイズ倍率
フルサイズ1倍
APS-C(Canon以外)1.5倍
APS-C(Canon)1.6倍
4/3型2倍

たとえば、マイクロフォーサーズのカメラで焦点距離25mmのレンズを35mm判換算の計算をしてみると

25mm×2=50mm

つまり、マイクロフォーサーズのカメラで撮影すると、25mmのレンズが焦点距離50mmの標準レンズになるということです!

まとめ

焦点距離について、理解は深まりましたか?

焦点距離はレンズを選ぶときや、撮影時の画角を考える上でとても大切な基準になります!
特に単焦点レンズの場合、ズームレンズのように焦点距離を簡単に変えることはできないので、最低限自分が使っているカメラやレンズの焦点距離とセンサーサイズは覚えておきましょう📷

今回の解説では難しい用語や計算がたくさん出てきてしまい、
難しいと感じた方も多いかもしれません💦

質問等がある方は遠慮せずに聞きにきてくださいね!
答えられる範囲で回答させていただきます😆

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