シャッター速度は、
写真のブレ具合や明るさを決める重要な要素!
とはいえ、カメラに馴染みがなければ
何それって感じですよね。
そこで今回は、
設定の目安や効果を含めて
シャッター速度について
解説していきたいと思います!
シャッター速度とは
シャッター速度とは、
カメラについている窓(シャッター)が
開いてから閉じるまでの時間のこと。
カメラは、
シャッターを開いている間に光を取り込みます。
シャッター速度の表記方法
シャッター速度の単位は「秒」です。
1秒より短い時間でシャッターを切った場合は
「1/○○秒」などと表記されます。
分数の分母が大きいほど、
シャッター速度は速いと言えます。
シャッター速度の設定で変わること
シャッター速度を変えると
主に次ぎの2つが変わります
明るさが変わる
シャッター速度が変わると
写真の明るさが変わります!
シャッター速度を速くすると、
光を取り込む時間が短くなるので
写真は暗くなります。
反対に、シャッター速度を遅くすると、
光を取り込む時間は長くなるので
写真は明るくなります。
ブレやすさが変わる
また、シャッター速度によって、
写真のブレやすさが変わります!
写真のブレとは、
カメラを持つ手が動いてしまう「手ブレ」や
被写体が動いてしまう「被写体ブレ」のことです。
シャッター速度を速くすると、
シャッターはわずかしか開かなくなるので
写真はあまりブレません。
一方で、シャッター速度を遅くすると、
シャッターは長く開き、その間ずっと景色を記録してしまうので
写真がブレやすくなります。
あえてシャッター速度を遅くすることで、
星の軌道を写したり、水の流れをなめらかに写したりと、
表現の幅を広げることもできます!
シャッター速度の目安
手ブレを抑えるシャッター速度
手ブレの発生を抑えることができる
シャッター速度は
1/焦点距離(秒)と言われています。
例えば、50mmのレンズを使用している時は、
1/50に設定すると
手ブレが起きにくくなります。
シャッター速度を速くしたほうがいい場面
シャッター速度を速くするのは
「被写体の動きを止めたいとき」です!
具体的には、
・スポーツをしている人を撮りたいとき
・速く動く被写体を撮りたいとき
・水が流れる景色を水しぶきまで撮りたいとき
などです。
動き回る子供やペットなどを
ピタッと止めるためには、
およそ1/500秒よりも速く設定するのが
オススメです◎
写真がブレてしまうと修正ができないので、
できる限りシャッター速度を速くして
ブレを防止しましょう!
ただし、シャッター速度を速くすると、
光を取り込む時間が短くなり、
写真が暗くなってしまうので
絞りやISO感度で明るさを調整しましょう!
※絞り、ISO感度との関係はのちほど説明します!
シャッター速度を遅くしたほうがいい場面
シャッター速度を遅くするのは
「暗い環境で明るい写真を撮りたいとき」や
「被写体の動きを表現したいとき」です!
具体的には、
・暗い室内での撮影
・星空を流れているように撮影したいとき
・水の流れを強調したいとき
などです。
星空や花火の撮影で
被写体の軌道を残した写真を撮りたいときは
シャッター速度を1秒~数秒まで落として撮ることを
オススメします◎
ただし、シャッター速度を遅くすると
手ブレを起しやすくなります。
手ブレを防ぐためには、
手持ちではなく、
三脚などを使ってカメラを固定しましょう!
シャッター速度とISO感度、絞りの関係
写真の明るさは、シャッター速度だけでなく、
絞りやISO感度も含めた3つの要素で決まります!
シャッター速度を速くすると
写真は暗くなりますが、
その分F値を下げたり、ISO感度を上げたりすることで
明るい写真を撮ることができます。
反対にシャッター速度を遅くすると
写真は明るくなりますが、
明るくなりすぎたときは、
F値を上げたり、ISO感度を下げたりすることで
明るさを抑えることができます。
3つの要素のバランスを
上手く調整できるように
それぞれの項目についても
理解しておきましょう!
S/Tvモード(シャッター速度優先AE)がおすすめ
とはいえ、
いきなりシャッター速度、絞り、ISO感度
3つのバランスをつかむのは
難しいと思います!
そんな初心者さんにおすすめなのが
S/Tvモード!
S/Tvモードでは
シャッター速度を自分で決めれば
ちょうどいい明るさになるように
絞りはカメラが自動で調整してくれます。
ブレ具合の感覚をつかむために
まずはS/Tvモードから試しましょう!